自宅サロン開業〜自宅で稼ぐセラピスト〜

現役セラピストさんや
これからセラピストを目指す方たちの中には
自宅サロンの開業を目指している方や
すでに自宅サロンを始めている方も多いのではないでしょうか。

ただ、資格をとって場所を準備するだけでは
なかなか上手くいかずに辞めていく自宅サロンも少なくありません。

ここでは、自宅サロンを開く方法だけでなく
集客の方法や、収入、失敗例・成功例など

200名以上のセラピストを排出し
多くの自宅サロンの失敗と成功を見てきた
ドリームヒントだから分かる現実をお伝えします。

この記事の目次

自宅サロンの種類

「自宅サロン」と一言で言っても
業種によって様々な種類のサロンができます。

ぶっちゃけ、自宅で開業するサロンですから
あなたが自分の知識と技術でできることで
それを必要としてくださるお客様がいらっしゃれば
誰にだって自宅サロンを開業することができます。

まずは、現在世の中にある自宅サロンを
業種別にひとつずつ見ていきましょう。

  • トリートメント系サロン
  • 美容系サロン
  • メンタル系サロン
  • 健康系サロン

トリートメント系サロン

恐らく、このページを見ている方の中では
もっとも多くの方が興味があるのが
トリートメント系サロンだと思います。

トリートメント系サロンは
ボディーケアやフェイシャルケア、フットケアなど
お客様の身体や顔に直接触れることで
肌や体のお手入れを手助けすることが目的です。

トリートメント系サロンの特徴
  • ボディーセラピスト、フェイシャルセラピスト、フットセラピストなどが開業
  • 身体や顔に直接触れてお手入れする
  • トリートメントベッドが入る広さの部屋が必要
  • 化粧品や健康関連グッズなどの販売を伴う場合が多い

美容系サロン

トリートメント系サロンの次に
多くの人が興味があるのが美容系サロンです。

美容系サロンは
ネイルアートやまつ毛エクステ、エステなど
お客様の美容に関わる施術を行うことが目的です。

美容系サロンの特徴
  • ネイリスト、アイリスト、エステティシャンなどが開業
  • ネイルアートやまつ毛エクステ、エステの施術を行う
  • 施術に必要な機器が置ける広さの部屋が必要
  • 化粧品や美容関連グッズなどの販売を伴う場合が多い

メンタル系サロン

自宅サロンで最近徐々に増えてきている
ちょっと新しいのがメンタル系サロンです。

メンタル系サロンは
カウンセリングやヒーリング療法を使って
お客様の心の悩みに対してアドバイスをすることが目的です。

メンタル系サロンの特徴
  • カウンセラー、ヒーラー、心理療法士などが開業
  • カウンセリングやヒーリングなどの心理療法をする
  • 静かで閉鎖されたプライベートな空間が必要
  • カウンセリング関連グッズなどの販売を伴う場合が多い

健康系サロン

あまり知れられいませんが、自宅サロンの中でも
一番気軽に始められるのが健康系サロンです。

健康系サロンは
温熱ドームや電磁治療器、よもぎ蒸しなどの健康器具を
お客様にご紹介して体験していただくことが目的です。

健康系サロンの特徴
  • 健康グッズの販売員や代理店契約者などが開業
  • 温熱ドームや電磁治療器、よもぎ蒸しなどの健康器具を体験する
  • 健康器具を設置できる広さの部屋が必要
  • 体験した健康器具や関連健康グッズなどの販売を伴う場合が多い

自宅サロン開業に資格は必要?

自宅サロン開業に必要な資格については
インターネット上でも多くの情報が出回っています。

しかし、そのほとんどが
資格取得をさせることで経営しているスクールによる
資格詐欺の様な内容ばかりです。

ここでは、15年以上にわたって
200名以上のセラピストを排出して
多くの自宅サロンオーナーを育ててきた私たちが

自宅サロンを開業するために、本当に必要な資格を
あなた自身が判断できるように
自宅サロン開業に関係する資格をご紹介します。

そもそも民間資格と国家資格とは?

自宅サロン開業に必要な資格には
民間資格国家資格があります。

■国家資格とは■

国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。

『国家資格の概要について』文部科学省ホームページより

文部科学省のホームページにもある通り
「国家資格は民間資格より信頼できる」
と勘違いされやすいですが
これは全てが本当ではありません。

 

例えば「英検」や「漢検」は民間資格です。

多くの技能検定系の国家資格は
元々は民間資格として始まった資格を
国が国家資格として認定したものです。

ですから、国家資格の全てが
国によって認定運営されているわけではありません。

 

自宅サロンを開くのに必要な資格にも
業務内容によって、民間資格が必要な場合と
国家資格が必要な場合があります。

ここからは、自宅サロン開業に必要な
民間資格と国家資格についてご紹介します。

自宅サロン開業に必要な民間資格

まずは、民間資格について見ていきましょう。

■民間資格とは■

民間団体や企業が独自に基準を設けて試験を行い認定する資格です。
法律による規制がないため、社会的な評価はほとんどないものや、TOEICなど国際的な基準によって認定される資格(ベンダー資格)や、社外では通用しない社内資格(内部資格)など、さまざまな資格が含まれます。

資格情報サイト『資格取得しちゃお!』より

先ほども例に出しましたが

英検は、公益財団法人 日本英語検定協会によって
漢検は、公益財団法人 日本漢字能力検定協会によって
それぞれ民間団体が認定運営しています。

前述の情報サイトでも紹介されたTOEICも
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会によって
認定運営が行われています。

 

この様に、民間資格の多くは技能検定資格で
ある一定の技能や知識があることを証明するものですが
リラクゼーション業界では少し違います。

 

世の中の資格を、その資格内容で分けた時
業務独占資格名称独占資格に分けられます。

●業務独占資格

弁護士、公認会計士、司法書士のように、有資格者以外が携わることを禁じられている業務を独占的に行うことができる資格。

●名称独占資格

栄養士、保育士など、有資格者以外はその名称を名乗ることを認められていない資格。

『国家資格の概要について』文部科学省ホームページより

例題に挙がっているものは全て国家資格ですが
一般的に自宅サロン開業に必要だと言われる資格は
ほとんどが名称独占資格の民間資格です

 

例えば、ドリームヒントで取得できる民間資格の場合

WATEC世界アドバンスセラピー認定試験機構
アロマリメディアルセラピスト資格を取得すると
「WATEC認定アロマリメディアルセラピスト」と言う
名称を使用することができます。

リメディアルセラピー自体は、日本では国家資格ではありませんので
リメディアルセラピーについて学んで技術を習得していなくても
誰でも勝手に「リメディアルセラピスト」と名乗ることは可能です。

しかし、リメディアルセラピーについて
確かな知識と技術を習得している証明として
「WATEC認定アロマリメディアルセラピスト」と名乗ることで
新規のお客様からもある一定の信頼を得ることができます。

 

ただし、これらはあくまで民間資格です。

特に、できたばかりの民間資格の場合
認定試験制度が曖昧だったり、試験内容が統一されていなかったりと
資格試験そのものの質に問題がある場合も少なくありません。

お客様の身体に触れることを生業としていくセラピストにとって
資格の有無よりも、常に学び続ける姿勢の方が
ずっと重要だとドリームヒントでは考えています。

自宅サロン開業に必要な国家資格

セラピストになるには」でもご紹介していますが
基本的に、セラピストになるために国家資格は必要ありません。

しかし、自宅サロンの中でも
美容系サロンを営業する場合には
美容師資格や医師・看護師資格が必要な場合があります。

美容師資格が必要な美容系サロンの業務

  • 顔剃り
  • まつ毛エクステ
  • まつ毛パーマ
  • アートメイク
  • ネイルケア、ネイルアート(任意)

医師・看護師資格が必要な美容系サロンの業務

  • レーザー脱毛
  • ケミカルピーリング

2017年7月現在、ネイリストや光脱毛には
国家資格は必須ではありません。

しかし、こうした法律的な縛りは
日々起こる事故や訴訟などの事例から
近い将来に何らかの国家資格が必要になる可能性もあります。

特に美容系サロンでの施術は
健康を害する可能性のあるギリギリのものも多く

また、現在は美容機器であっても
将来的に医療機器の認定をされてしまうと
その時点から医師や看護師の資格がなければ
サロンではその機器自体を使用することができなくなります。

美容系サロンに限らず、国家資格の必要性の有無は
自宅サロンオーナーとして、常に最新の法規制や
よくある事故や消費者問題について、知っておく必要があります

賃貸物件やマンションでもサロンを開業できるのか?

これまで多くの自宅サロンの開業や集客に
携わってきましたが、そのほとんどが一軒家で開業されていました。

しかし、賃貸物件を借りて営業したり
マンション住まいでもサロンを開業することが可能です。

ここでは、こうした集合住宅での開業・営業の際に
気をつけたいポイントをご紹介します。

営業目的での物件使用の可否を確認する

賃貸物件の場合、立地や建築基準法など
営業目的での使用が禁止されている場合も少なくありません。

また、新たに不動産屋さんで物件を探す場合
担当の営業さんは貸すために必死になって
大家さんに交渉してくれたりしますが

営業目的で借りる場合は、他の住民との関係など
何かと大家さんの協力が必要な場合も少なくありませんので
借りる時点で無理強いするのはオススメしません。

その他、以下の点を確認しておくと安心です。

営業目的で借りる場合のチェックポイント

  • 住所を営業所として登記可能か
  • ホームページやチラシに住所掲載は可能か
  • 看板掲示は可能か
  • 余分に借りられる駐車場はあるか

ご近所づきあいを大切にする

賃貸物件やマンションでのサロン開業の場合
なかなかご近所づきあいをする意識が無いと思います。

特に、自宅とは別に賃貸物件を借りて開業する場合
営業時間以外はいませんので、ご近所さんにお会いする機会も
あまり無いかもしれません。

でも、少し想像してみてください。

もし、あなたが住んでいるマンションの一室に
日によって色んな人が出入りしているのを見たら
不安になったりしますよね?

 

これまでに、ドリームヒント出身のセラピストさんの中にも
自宅マンションや賃貸アパートで
営業許可をとって自宅サロンを始めたのに

1〜2年で他の住民から苦情が出て
協力的だったオーナーさんでも説得しきれずに
結局はサロンを閉店するしかなくなった方が
何人もいらっしゃいました。

 

共同住宅の場合、オーナーさんがOKでも
他の住民からの反対で営業できなくなるケースは
全国的にもよくある問題です。

セラピスト自身は住んでいなかったとしても
管理組合や町内会などにできるだけ顔を出すなどして
ご近所さんからの理解を得ることも大切です。

自宅サロンには開業届けは必要ない?

自宅で開業する場合
開業届けを出さない方が多くいらっしゃいます。

でも、本当に稼げる自宅サロンにしていきたいのなら
開業届けはしておくことをオススメしています。

自宅サロンの開業届けは確定申告するため

まず、自宅サロンで開業届けを出すのは
その後、1年分の収入について確定申告をするためです。

■確定申告とは

個人事業での確定申告とは、1月1日~12月31日までの1年間の会計結果を「確定」し、翌年の2月16日~3月15日の間に国へ「申告」することを言います。

情報サイト『個人事業主メモ』より

一般的に、事業主としての確定申告は
専業の場合でも年間の所得(収入)が38万以下の場合は
確定申告の必要はありません。

自宅サロンは白色申告で十分?!

個人事業主としての確定申告には
青色申告白色申告の2種類があります。

白色申告は、簡単な帳簿づけでOKですが、青色申告に適用される特典が適用されません。
白色申告は、個人事業を始めて間もない方や、所得が少ない方が選択する傾向にあります。

青色申告は、白色申告よりも難しい帳簿づけをする必要がありますが、特別控除により節税ができ、他にもいくつかの特典が用意されています。

個人事業を開業して、特に何も申請をしなければ白色申告の扱いになります。
青色申告するには、事前に税務署へ申請書をだしておく必要があります。

情報サイト『個人事業主メモ』より

この様に、開業したての頃は白色申告で十分ですが
収入(売り上げから経費を引いた分)が増えてきたら
青色申告にした方が節税になります。

また、白色でも青色でも
売り上げと経費の計算は必要になりますので
お金の出入りの記録をつけておく必要が出てきます。

 

インターネット上には
「自宅サロンは白色申告で十分だ」
と言う意見も多く見受けられますが

青色にするべきかどうかは
収入がどのくらい増えているかで判断します。

ですから、一人でも多くの自宅サロン開業者に
「そろそろ青色申告しなきゃだわ〜」
と胸を張って言えるくらいに
稼げるようになっていってもらいたいです。

開業してすぐに開業届けを出す必要はない?!

事業主として事業所得を確定申告しようと思うと
白色・青色にかかわらず、管轄税務署への開業届けが必要です。

と言うことは、確定申告しなくて良い間は
開業届けは全く必要ありません。

具体的には、年間の所得(売り上げから経費を引いた分)が
38万以下の場合は、開業届けは必須ではありません。

 

インターネット上でも、自宅サロンの開業届けについては
収入を目安にした届け出方法についての記述ばかりですが
実際に15年以上、自宅サロンとして営業してきた経験から
開業届けをする場合のメリットを挙げてみました。

自宅サロンの開業届けのメリット

  • お金の出し入れがはっきりする
  • 事業主としての意識が生まれる
  • 確定申告によって収入の証明が出せる様になる

特に、女性が多い自宅サロンにとって
3つ目のメリットは大きいです。

開業届けを出していれば
事業主として収入を得ている証明書を取得できるようになるので

保育園や学童、児童館など
公共の場に子どもを預けられる様になります。

一般的には、節税や税法上の問題しか語られませんが
女性として自宅で開業して、子育てと両立していくのなら
開業したらすぐに開業届けをすることをオススメします

自宅サロンの開業準備

一般的に、自宅サロンの開業準備は

  1. 必要な技術を身につける
  2. 場所を準備する
  3. サロン名を決めたら開業!

と、簡単に考えられがちです。

ところが、そうして「何となく」始めたサロンは
長年にわたって愛されるサロンにはなりません。

ここでは、これまで多くのベンチャー企業立ち上げに関わり
ドリームヒントでも多くの自宅サロン開業を支援してきた
開業支援担当 劉 羽瑠子

自宅サロンの開業準備に必要な5つのステップをご案内します。

Step1:自宅サロンのターゲットを決める

何よりも最初に行うのが、ターゲットの設定です。

ターゲットを決めましょう、というお話をすると
「老若男女、全ての人にオススメなんです!」
とおっしゃるセラピストさんが多いですが

 

「みんなに良い」=「誰にとっても特別じゃない」

 

と言うことです。

ここ十数年で、インターネットが普及したことで
この考え方はビジネスの世界では当たり前になりつつあります。

 

想像してみてください。化粧品でも、
「全ての年代の女性にオススメ」と言われるよりも
「子育て中のアラフォー女子にオススメ」と言われた方が
ずっと魅力的に聞こえませんか?

これは、あなたが子育て中でなくても
あなたがアラフォー女子でなくても

 

「子育て中で、40の曲がり角を曲がる女性に効果があるなら
疲れてて、年齢が気になる私にも、良いかもしれない」

 

そう感じたのではないでしょうか?

ターゲットを絞ることで
あなたの魅力を、より具体的に伝えることができるので
ターゲットに当てはまらない人にまで
その魅力が伝わるようになるんです!

 

では、ここからは、具体的に、
どんな風にターゲットを決めるか見ていきましょう。

①お客様の顔を想像する

まずは、実際にあなたがお客様に
トリートメントをしている様子を想像してください。

そのお客様は、あなたの事をセラピストとして信頼して
あなたの自宅サロンに通ってくることを
心から楽しみにしてくださっています。

あなたは、そのお客様にトリートメントをすることで
人としても、セラピストとしても、幸せを感じて
とても充実した時間を共有することができています。

②お客様像を具体化する

お客様の顔が想像できたら
そのお客様のことを、より具体的に考えていきます。

  • 年齢
  • 性別
  • 居住地
  • 職業
  • 趣味・趣向

これらの事を、より具体的にしていきます。

 

この時のコツは、誰か一人をしっかり想像することです。

例えば、年齢を考える場合
「30代〜60代」となってしまいがちですが
それではターゲット設定としては広すぎます。

大事なのは、①で想像したお客様にフォーカスして
その方お一人だけを具体化することです。

③お客様にどうなって欲しいか考える

最後に、①で想像したお客様に
あなたの自宅サロンに通うことで
どうなって欲しいかを考えます。

あなたのサロンに通うことで、どんな悩みを解決して
どんな風になってもらいたいか。

ここでも、より具体的に考えることで
ここから先のステップが楽になりますので
頑張って考えてみてください。

ターゲットを絞るのが怖いあなたへ

ターゲット設定をする段階で
対象を絞ることに恐怖感をおぼえるセラピストさんも少なくありません。

確かに、たくさんの人に来てもらって
一回でも多くトリートメントをすることで
1,000円でも多く稼ぎたいですよね。

でも、たくさんの人に来てもらうことと
ターゲットを絞ることは、逆のことではないんです。

 

ここで決めるターゲットは、あくまでも
集客のためのターゲットです。

ターゲットを絞るのは、あなたの得意分野を
より具体的に、より多くの人に伝わる様にするためです。

 

ここでターゲットを絞ったとしても
ターゲット外の人をお断りするわけではありません。

より多くの人に、あなたと言う人を
より少ない言葉で理解してもらうために
ターゲットを絞るんです。

だから、怖がるどころか、ターゲットを絞ることで
より簡単に、より多くの人に、あなたの魅力を
理解してもらえる様になるんです。

 

大事なのは

あなたが、誰に、どうなって欲しいか

それを重視することです。

Step2:自宅サロンの営業日時を決める

ターゲットが決まったら
いつ営業するのかを決めます。

ここでも、多くのセラピストさんが
「全てのチャンスを逃したくないから」と
なかなか営業日時を決められずにいます。

でも、営業日時を決めるメリットよりも
営業日時を決めないデメリットの方が多いとは
知らない方が多いです。

営業日時を決めないデメリット

営業日時を決めないことで、
自宅サロンには多くのデメリットがあります。

 

いつでも空いているサロンだと思われる
  ↓     ↓
いつでも空いているから、事前に予約しなくて大丈夫
  ↓     ↓
事前予約が入らないから、いつでもガラガラのサロンになる
  ↓     ↓
いつもガラガラだから、必死で行かなくていい場所になる

 

営業日時を決めないことで、お客様の中で
あなたの自宅サロンに対するイメージが
こんな風になっていってしまいます。

 

では、あなたにとってのデメリットはどうでしょう?

 

いつ予約が入るかわからないから、自由に予定が入れられない
  ↓     ↓
お客様中心になり、家族との時間が減る
  ↓     ↓
いつもガラガラなのに、いつも忙しい
  ↓     ↓
いつも忙しいから、いつもイライラする

 

 

営業日時を決めないことで、あなたの中でも
こんな負のフープができていくなんて、悲しいですよね。

では、営業日時を決める時のステップも
細かく見ていきましょう。

①理想通りに集客できている自宅サロンを想像する

まず、あなたの開業した自宅サロンに
あなたが理想としているお客様たちが
あなたが理想としている頻度で通ってくれて
あなたが理想としているだけの収入ができている

そんな状態を想像してください。

この時も、Step1と同様に
より具体的に想像することが大事です。

  • ターゲットは何曜日の何時頃に通っているか
  • ターゲットに月に何回通っているか
  • あなたは一ヶ月で幾ら稼いでいるのか

これらを、より具体的に想像してみてください。

②理想のライフワークバランスを考える

次に、理想通りに集客できていることを前提に
あなたの理想のライフワークバランスを考えます。

  • 何時から何時まで働きたいか
  • 何時から何時まで自分の時間を楽しむか
  • 週に何日、月に何日、年に何日の休暇を過ごすか

こうして、ライフワークバランスを
より具体的に考えます。

③営業日時を具体化する

ここまで来たら、もうほとんど完了です。

②で具体的に考えたライフワークバランスを
営業日時に反映していきます。

営業日時を決めるのが怖いあなたへ

もうお気づきかと思いますが
営業日時は、自分が働きたい日時から決めます。

間違っても、ターゲットの通いたい日時に
合わせて決めるのだけは、絶対にやめてください。

 

よく、開業してまだ間もないセラピストさんが
「毎週土曜日に通ってくださっているから」と
その方に合わせて定休日を決められる方がいらっしゃいます。

そんな方には、こんな質問をします。

「そのお客様が転職して、来月から月曜休みになったら
 あなたのサロンの定休日も、月曜日から土曜日に変えるんですか?」

 

まだ開業したばかりなのに、今通っているお客様を
中心に考えていてはダメなんです。

今のお客様は、来年には来なくなるかもしれないけれど、
あなたはここから、何年も自宅サロンを営業し続けていくんです。

だから、自宅サロンの営業日時は
オーナーさんのための営業日時でなければ続かないんです。

 

あなたは、これから数年かけて
あなたが理想とするお客様に囲まれながら
あなたが理想とする時間帯だけにお仕事をして
あなたが理想とするライフワークバランスを確率していくのです。

数々のハードルを超えて、たくさんの努力をしながら
自宅サロンを開業する醍醐味は、そこにあるんです。

そのためにも、開業時という絶好のチャンスを
逃してはいけませんよ!

Step3:自宅サロンの商品を準備する

ターゲットが決まって、営業日時が決まったら
次に、あなたのサロンで売るものを準備します。

ここで言う「商品」とは、化粧品や健康グッズではなく
トリートメントのメニューのことです。

ここから、Step1で決めたターゲット設定が生きてきます。

①ターゲットの悩みをリストアップする

まずは、Step1で決めたターゲットが
普段どんなことに悩んでいるかを考えます。

 

この時に気をつけることは

自分ができることを、出来るだけ考えないで
ターゲットの生活や人生を具体的に想像すること。

 

ここでは、あなたに何ができるか、ではなく
とにかくターゲットの気持ちになって
お客様が普段どんなことに悩んでいるのか
ただただお客様の立場になって具体的に想像します。

 

この時に、ターゲットが自分とあまりにかけ離れすぎていて
全く想像することができない場合は
ターゲット設定があまりに非現実的である可能性があります。

まだ開業準備の時点ですから、ターゲットにこだわり過ぎず
自分の人脈や、自分の経験などから、
より現実的なターゲットを設定することも重要なことです。

②ターゲットの悩みに対して、自分にできることをリストアップ

ターゲットの悩みがはっきりしたら
その悩みのリストの中から
自分に何かできることはないか、考えていきます。

この時のポイントは、
自分が売りたいトリートメントや技術だけに限らず
人として何をして差し上げられるか、を考えることです。

 

とても分かりやすい例として、
私がデザイナーとしてお仕事をいただいている
10年来のクライアントさんでもある
岡崎市のアロマアーティスト 仲間あゆみさん

アロマアーティストらしく、ザ・アロマなサロンで
普段は癒し系のBGMをかけていらっしゃいますが
先日お邪魔した際は、珍しくハワイアンのCDをかけていらっしゃいました。

「ハワイアン、お好きなんですか?」とお聞きすると
こんな答えが返ってきました。

 

「もう長年通ってくださっているお客様が
 ハワイアンが大好きだとお聞きして
 ハワイアンのCDを買ってみたんですよ」

 

20年以上、アロマサロンだけで生計を立てていらっしゃる
セラピストとしても、自宅サロン経営者としても
大先輩の仲間さんのサロンは
お邪魔する度に、こんな学びの瞬間があります。

こんな小さなことから、お客様お一人お一人に
心地よい時間を過ごしていただく努力と工夫をする。

まさに、真のセラピストだ、と感じました。

 

特に、メニューを考える時は、
ついつい、何を売りたいかが重要になってしまいます。

でも、自分が売りたい物だけを並べているだけで
勝手に売れるほど、自宅サロンは甘くありません。

 

せっかくStep1で
「誰に、どうなってもらいたいか」を考えたのですから

「その方のために、自分に何ができるのか」

そこからメニューを考えることが
この先の、売れるか否かが変わってきます。

 

Step4:自宅サロンの価格メニューを決める

Step3で、ターゲットの悩みと、それを解決するために
商品になるものがわかったら、具体的にメニューにしていきます。

Step3②で、自分に出来ることがわかったところで
それを商品としてお客様の前に陳列する方法を考えます。

価格設定については、コラム記事でご紹介していますが
料金設定にも、細かなコツがいくつもありますので
ここではステップに分けて具体的に見ていきましょう。

①相場を調べる

まずは、同業種の自宅サロンの価格相場を調べます。

面倒ですが、これはやっておいて損はありません。

 

この時のポイントは、調べる地域と方法です。

調べる地域や方法は、ターゲットと集客方法に合わせます。

 

例えば、あなたのターゲットが10〜20代なら
SNSやブログで多くシェアされているサロンを
あなたのサロン所在地域に加えて、首都圏も調べておきます。

あなたのターゲットが30〜40代なら
ホームページやSNSだけでなく、あなたが集客に使用する
紙媒体も使って調べます。
特にクーポン雑誌やタウン誌も調べておきましょう。

あなたのターゲットが50代以上なら
インターネット媒体よりも、紙媒体を使って調べます。
特に、地域で主力の新聞の折り込みチラシは
絶対に調べて損はありません。

②価格に含むべき金額をまとめる

コラムでもご紹介している通り、価格には
絶対に含むべき金額があります。

  • トリートメントの材料費・経費
  • 先行投資の回収金額
  • セラピストの時給

これらは全て、価格に含まれるべき金額ですが
自宅サロンの価格設定では、見逃されがちな金額です。

これらの金額は、価格設定前に
一度はきちんと計算しておいた方が良い金額です。

また、一度計算しておけば
次からは大体の見当がつく部分でもありますので
必要経費として開業時に計算してみましょう。

③価格を微調整する

大体の価格が決まったら
次に、以下の点を考慮して微調整していきます。

  • ターゲットの経済レベル
  • 先行投資の回収期間

この2点は、自宅サロンの数だけパターンがあります。

ターゲットの経済レベルが高ければ
相場よりも少し高めにした方が良いでしょう。

また、ターゲットの居住地域が限定的なら
その地域の相場を参考にしてください。

 

④顧客を育てる価格構成にする

最後に、メニュー構成を
お客様の興味レベルに合わせて組み立てていきます。

  1. 試用客:商品の価値は理解しきれておらず、再購入するかはわからない
  2. 常連客:商品の価値は理解できていて、再購入をしている
  3. 上顧客:販売者への信頼が篤く、再購入を長期的に継続している

❶〜❸の段階、それぞれの顧客に合わせた
メニューを準備しておくことで

集客や紹介で来店した新しいお客様を
一回限りでなく、生涯顧客に育てていくことができます。

Step5:自宅サロンの部屋を準備する

最後に、自宅サロンのお部屋を整えていきます。

ここまでのステップで、ターゲットになるお客様と
ターゲットにとってのあなたの価値がはっきりしてきましたね。

ここまで来て、ようやく自宅サロンそのものを準備します。

この時点で重要なのは

  • ターゲットは誰か
  • ターゲットに、どんな気分になってもらいたいか
  • ターゲットが、どんなイメージをあなたに求めるか

自宅サロンをプロデュースする時に
「自分の好きな色」や「自分の好きな雰囲気」を
重視する方がほとんどです。

 

でも、サロンプロデュースでは
あなた自身が好きかどうかよりも
来て欲しいお客様が好きかどうかの方が重要です

 

ただ、この時点で
ターゲットが求めるイメージが
あなた自身とあまりにかけ離れている場合は
ターゲット設定自体が非現実的な可能性があります。

あなたの自宅サロンなんだから
背伸びしないあなた自身を気に入って来てもらいたい。
だからこそ、サロンプロデュースでも
背伸びし過ぎないでください。

あなたらしさが消えてしまう様なターゲット設定は
机上の空論でしかありませんからね。

番外編:自宅サロンの名前を決める

ここまで5つのステップをお伝えしてきましたが
「あれ?サロン名は決めなくていいの?!」
と疑問に思われた方も多いかもしれませんね。

 

自宅サロンの開業準備で
みなさん一番最初に考えられるのが「サロン名」です。

ご自分の名前をモジったり、好きな花や好きな言葉など
思い思いに直感だけでサロン名をつけられる方がほとんどです。

でも、直感だけで決めたサロン名には、落とし穴がいっぱい!

 

私はこれまで、多くの業種でサービス名や商品名をつけてきましたが
サービス名や商品名、店舗名(屋号)などの名称には
以下の役割があると考えています。

自宅サロンの名前が伝えるべきこと
  • 何を売りたいのか
  • 誰に売りたいのか
  • そこに通うことで、どうなれるのか

これは、自宅サロンに限らず
どんな業種で、どんな商品だとしても同じです。

ホームページやチラシを読み込んでもらう前に
サロン名を見ただけで、あなたの自宅サロンについて
お客様に感覚的に理解してもらう必要があります。

 

だからこそ、自宅サロンの名前は
あなたの感覚だけで作るのはもったいない!

ぜひ、サロン名を考える前に
まずは「自宅サロンの開業準備5つのステップ」に
しっかり時間をかけてください。

5つのステップで開業準備をしっかりしておけば
自宅サロンの名前に迷うこともなくなりますし
出来上がったサロン名は、あなたにとって
強い味方になってくれますよ!

自宅サロンの開業準備がととのったら

自宅サロンの開業準備がととのったら
いよいよ開業です!

開業したら、まず最初に現れる高い壁
それが「集客の壁」です。

 

でも、安心してください。

あなたが、Step1〜Step5にそって
自宅サロンを作り上げてきていれば
集客に必要な準備は全て整っています!

 

もう一度、確認しましょう。

  1. 誰に、どうなって欲しいのか
  2. その人のために、あなたに何ができるのか

この2つの質問に、はっきりと答えられていれば
集客では、この2つをどう伝えていくか、を考えるだけです。

 

一般的な、自宅サロン開業ハウツーでは
この「開業準備」と「集客」を一緒くたにしてしまっています。

でも、開業準備は集客とは別物です。

 

集客方法は日々様々な方法が増えていて
様々なコンサルタントや成功者と呼ばれる人たちが
実しやかな集客方法を発信しています。

「開業準備」をきちんとしておけば
そうした星の数ほどある新旧の集客方法の中から
あなたの自宅サロンに合った集客方法を
あなた自身で判断して選択できるようになります

だからこそ、「開業準備」には
しっかり時間とお金をかけていただきたいです。

自宅サロン開業の集客

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