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【連載:自宅サロン開業に必要な3つの協力(2)】家族の協力

更新日:2016年03月11日 執筆者:

こんにちは。
ドリームヒント開業支援部
劉 羽瑠子です。

 

自宅サロン開業に必要な3つの協力
2つ目の協力です。

 

最近では、本当に多くの女性が起業して
『女社長』として活躍しています。

自宅サロンも年々増えていて
アロマやネイル、リラクゼーションなど
様々なセラピストさんが開業されています。

 

当リンパスクールでも
毎年、本当の多くの方が技術を身につけ
自宅サロンを開業しています。

離婚後して自ら生計を立てるため
子育てと家庭との両立のため
長年の夢をかなえるため

理由はそれぞれ違いますが
未婚・既婚や子どもの有無にかかわらず
女性の開業にはリスクも多くあります。

たくさんのリスクの中から今回は
「家族の不安」を挙げてみたいと思います。

家族の抱える不安の理由

リンパスクールドリームヒントでも

スクールに通う間は応援してくれていた家族
いざ開業となると突然に反対に転じる

そんなご家族も少なくありません。

 

特に多い反対理由は以下の通りです。

 

  • 顧客の増加にともなう家事・育児への影響
  • 自宅に他人が上がることへの不安
  • 経営状態の悪化があたえる家計への影響
  • 様々な顧客の来店にともなうご近所への影響

 

こうした反対に、せっかく準備が進んでいたのに
泣く泣く開業を諦めた閉店を余儀なくされる

そんな自宅サロンのセラピストさんを
本当にたくさん見てきました。

 

ここでは、兼業主婦としてはもちろん
自宅サロンのセラピストの娘としての経験も交えて

自宅サロン開業が、家族に与える影響を
一つ一つ見ていきたいと思います。

子どもたちへの影響

母(加藤校長)が自宅サロンを開業した当時
リビングが前室で、隣接する私の寝室がサロンでした。

既に家を出て自活をしていましたが
長期休暇で実家に戻った時に、変わり果てた自分の部屋を見て
なんとも言えない気持ちになったのを、今でも覚えています。

 

母の自宅サロン開業から2年後
アメリカ留学前に実家に戻った2ヶ月間は、地獄でした。

 

一度お客様がやってくると、リビングは前室となり
テレビはもちろん点けられません。

「サロン」と呼ばれる私の部屋で
お客様が温熱ドームに入っている30分間も
音が漏れるのでテレビどころか話し声も小声。

そして、お客様がドームから出ても
話が終わって帰られるまでリビングは前室です。

お話が盛り上がると、そこから何時間も
この状態が続くことも日常茶飯事でした。

 

特に辛かったのは、当時すでに
空港のグランドスタッフをしていた私は
お休みなのに、仕事中と同じ緊張感が自宅で続くことでした。

お客様がいらっしゃる間は、二階のトイレは使わずに
苦手なお客様がこられた時には、一階のトイレを使うことで
祖父母の部屋に避難する、なんて事も多くありました。

 

母がスクールを始めてからは
状況はエスカレートしていきました。

当時はまだ二時間制ではなかったので
朝から夕方まで1DAYスクールがほとんどでした。

リビングでスクールのお話に参加して
時には母の代わりにお茶を入れたり
昼食をご一緒することも当たり前のことでした。

 

結婚する頃にはそんな実家の状態にも慣れて
私自身も結婚前にスクールで資格を取得しました。

しかし産後、嫁ぎ先の台湾に帰るまでの3ヶ月間は
また地獄の生活に逆戻り。

生まれたばかりの娘と二人
スクール中はベッドルームで息を潜めている毎日。

前室となったリビングを通らなければ
トイレにも一階にも行けず
スクールが終わっても帰っていかない生徒さんと
楽しそうに話す母の声に、苛立ちを覚えたことも
一度や二度ではありませんでした。

 

それでも、これまでお勤めもしたことのない母が
父を亡くした悲しみを超えて、やっと見つけた生きがいに

文句を言うこともできず
生徒さんとお客様に気を使う日々でした。

夫婦関係への影響

女性の社会進出が進んでいますので
今時、共働きの夫婦というのは珍しいものではありませんよね。

これまで外で働きながら、兼業主婦をしてきた方には
ここからのお話はなかなか信じてもらえないかもしれません。

 

でも、世の男性というのは
自分の妻が開業することに対しては
パートに出ること以上に反感を抱かれるようです。

しかも、サラリーマンの旦那さんよりも
ご自身でも会社を経営していらっしゃる旦那さんの方が
その傾向がより強い気がします。

 

特に40代後半以上の年代の生徒さんで

「家事に影響がない範囲なら自由にすれば」
「主婦業が本業なのを忘れるな」
「趣味にそんなに時間とお金を使う必要あるのか」

などの旦那さんの言葉に
セミナー受講や自宅サロンへの投資をあきらめて
自然消滅的に廃業するセラピストさんは、少数派ではありません。

 

私の稼ぎで左団扇が夢、と公言する我が家の台湾人夫ですら
自分のワイシャツを自分で洗濯するのは
忙しい妻を手伝っている、と捉えているくらいです。

日本人の男性だったらなおさら。

表面的には協力してくれていたとしても
「妻の代わり」という意識はなかなか抜けません。

 

これが理由かはわかりませんが
自宅サロンで10年以上生計を立てているセラピストさん
独身&バツイチ率は本当に高い気がします。

親世代への影響

「うちには子どもはいないから大丈夫」
「私は独り身だから家族の協力は必要ない」

そんな風に思っている方もいらっしゃいますよね。

でも、家族はパートナーや子どもだけではないですよね?

 

子どもが開業すると聞いて、心配しない親はいません。
子どもが開業すると聞いて、協力しない親はいません。

 

子守りや家事を助けるだけでなく
金銭的にサポートしようとする親もいれば
お友達に宣伝してあるいてくれる親もいます。

そうして、私たちが気づかないところで
常に親の協力がもらえているんです。

 

また、親が老いてくると、他の協力も出てきます。

我が家には、もうすぐ90歳になる祖母がいます。
自らも事業家の妻でもあった祖母は
祖父が亡くなってからも事業をしていた頃の蓄えで
自分の寝食はもちろん、介護費用まで一切を自己負担してくれています。

そういう意味でも、父が亡くなって開業した母を
祖母が金銭的に何度も支えてくれました。

 

でもここ数年、体力は落ちる一方で
この春から24時間オムツになって
今はショートステイで施設に入っています。

一時的な入所の予定が、毎月一週間の帰宅となり
そろそろ帰宅も難しくなってきています。

 

できれば自宅に帰りたい
自宅にいるときも一人になるのは不安

それでも自営業を誰よりも理解している祖母は
その気持ちを私たちに言わず、一人施設で過ごしています。

これも、祖母なりの協力のしかたなんです。

家族に気持ちよく協力してもらうために

ここまで、私の経験も交えて
自宅サロン開業が家族に与える影響を
具体的に見てきました。

 

家族は、無条件で協力してくれる存在です。

 

あなたの想いがわかるからこそ、自らすすんで協力してくれます。

だからこそ、気持ちよく協力してもらうことで
あなたの夢を共有してもらえる関係性をつくっていきましょう。

営業時間・定休日を決めて、守る

まずは、営業時間と定休日を決めましょう。

 

セラピストさんのお仕事は
大手サロンでは夕方以降の時間帯が稼ぎ時です。

でも、自宅サロンでそれをすることで
家族の自宅での時間まで奪うことになることを
忘れないでください。

 

そもそも、自由な働き方がしたいから
自宅で開業したのではなかったですか?!

 

時間を決めずに営業するくらいなら
大手サロンにパートに出た方が
より多くの経験を積みながら、安定して稼げますよね。

なぜ自宅サロンを開業したのか
もう一度、自分自身に問い直してみましょう。

 

そして、もう一つ重要なのが

営業時間と定休日を守ること。

 

「そんなこと」と思いがちですが
自由な働き方なのは、お客様もご存知です。

「どうしてもここしか時間がないのよ〜」

そんなお客様の言葉に押されて
つい営業時間外や定休日に予約を受けてしまう
そんなセラピストさんが本当に多いです。

 

あなたはそれで満足しても、家族はどうでしょう?

そんな事を繰り返していると
そのうち家族からの信頼を失ってしまいます。

子どもの頃に、親に約束を忘れられて傷ついた記憶が
あなたにもありますよね?!

 

特に見落としがちなのが、電話です。

 

自宅サロンのセラピストさんの多くが
携帯電話や自宅の電話で、ご予約を受けていますよね。

その電話は、営業時間外にお客様から繋がりませんか?

お客様からのお電話です。
逃したくない気持ちは痛いほどわかります。

 

でも、せっかく営業時間や定休日を決めても
そこに電話がかかってきて

「今回だけだから、今からいい?」

そうお客様に言われたら、あなたは断れますか?
気持ちよく断って、別日に予約を取れますか?

 

特に自宅サロン開業から間もないセラピストさんほど
こういう「お断り」が苦手で流される方がほとんどです。

携帯電話なら電源を切る。
固定電話なら時間帯でかからないようにする。

旅行中に、お客様からの電話を受けて
切った後の後味の悪さを味合わないためにも
電話にも営業時間外と定休日を作ってくださいね。

段階的に発展させていく

「自宅サロンを開業!」と言うと
ほとんどのセラピストさんが

最初から完璧な状態で始めよう

と思うようです。

でも、勤め先を変える転職とは違って
開業には本当にいろいろな準備が必要です。

 

それらの準備には、お金がかかるのはもちろん
時間だってたくさん必要です。

私たち女性が、お金で買えない「時間」を作ろうとする時
必ず家族に影響があります。

 

私の体験でお解りいただけたと思いますが
例えば、リビングを前室に使ったり
ひとつしかないトイレをお客様が利用されたり

家族にとって、お金が減ることよりも
自分たちの時間や空間を奪われることの方が
大きなストレスになります。

 

だから、こういった
家族に影響がある変化は、あなた一人で決めて
「明日からそうするからね!」では
家族の理解も協力も得られませんよね。

 

でも、自宅サロンをすることで

玄関を常に片付けて綺麗に使おうとしたり
トイレが汚れたら自分たちで掃除したり
お客様にご挨拶できるようになったり

特に子ども達にとっては
利点だってたくだんあります。

それを旦那さんにも理解してもらえたら
より良い協力関係もできますよね。

 

まずは、全てを一日で完成させようとしないこと。

そして、何か困ったり、家族の協力が必要なら
どんな風に困っているのかきちんと伝えて
一緒に対策を考えてもらう。

そうやって協力関係を築いておけば
将来リフォームをする時に
大きくスペースをもらうことだって
夢じゃないかもしれません^^

家族の夢を共有する

「自分の好きなことだけして、楽しそうだね」

私がドリームヒントに業務統合した頃
夫はよくそう言っていました。

私は、その言葉を聞くたびに
「好きなことだけしている」という自営業に対する
偏見の目を向けられているようで
とても悲しく、虚しくなったものです。

 

そんなある日、夫婦で口論となり
離婚話にまでなったことがありました。

その時、私は彼に

自営業には楽しくないことだって沢山あること
寝る時間を割いて家族の洗濯をしていること
私が働いているのは、楽しいからだけではないことを

じっくり時間をかけて話をしました。

 

それから、私がもっともっと稼げるようになったら
どんな事がしたいと思っているか話しました。

子ども達と一緒に、叔母のお墓まいりにLAに毎年行ったり
年に2回は台湾に里帰りしたり
子ども達が留学したいと思ったら行かせてやって
老後は2人でLAに家を買って暮らしたい。

 

この話し合いをきっかけに
夫は自分の洗濯物は自分で洗ってくれるようになりました。

仕事で疲れていても
子ども達をお風呂に入れてくれるようになりました。

あの時伝えた「私の夢」が
今では「夫婦共通の夢」になっています。

 

前回のコラムで、お友達にはあなたの夢を語って
その応援団になってもらう事をオススメしましたね。

でもこれが家族の場合、あなたの夢を語るほどに
それが重荷になっていきます。

 

「大切な妻の夢だから」
「大好きなお母さんの夢だから」
「かわいい娘の夢だから」

家族は無条件に、いつでもあなたの夢を
応援してくれているんです。

だから夢を語りすぎると、それは印籠の様に
家族が自分の気持ちを伝えることすら
できなくしてしまうんです。

 

だから私がオススメするのは

セラピストとしての夢ではなく
家族としての夢を語ること。

あなたがが働くことで
できなくなった事ばかりを気にする家族の目を
あなたが働くことで、できるようになる事
目を向けてもらってみてください。

そして、あなたが稼げるセラピストになることで
自由になる時間もお金も増えることで
家族でやりたい事、家族で行きたい場所を
皆んなで話し合ってみてください。

 

あなたが働く未来に、家族共通の夢をもつことができたら

あなたがお願いしなくたって
家族が自主的に助けてくれる様になりますよ!

家族は無条件に協力者です

一般的に自宅サロンの開業って

技術を身につけて
環境を整えて
備品を揃えて
準備完了!

と思われがちです。

 

もちろん、そうした準備は必須です。
プロとして抜け目なく準備しましょう。

 

でも私は、自宅サロンのセラピストさんに
常に自分に問い続けてもらいたい。

 

なぜ自宅サロンを開業するのか?
なぜ自宅なのか?
なぜ働きに出ないのか?

 

「自分らしい人生の実現」
「社会への参画と貢献」

そんな立派な大義名分を掲げても
一番大切な家族を悲しませているようなセラピストに
お客様が惚れて通ってくださるはずがないですよね。

 

 

家族は、無条件に
いつでもあなたの協力者です。

 

まずは家族の理解を得ながら
周りの同業者がどうかではなく
自分の家族に合った経営・運営の方法を
家族と一緒に探してください。

そして何より

あなたの夢に賛同し、協力をしてくれている家族への
感謝の気持ちを忘れないでください。

 

月に一度は、家族サービスしてますか?

自分で稼いだお金で家族サービスするって
自分自身も笑顔になれる、最高の美容法だと思います。

【連載:自宅サロン開業に必要な3つの協力】

  1. 友人たちの協力
  2. 家族の協力
  3. 同業者の協力
劉 羽瑠子

劉 羽瑠子

愛知県清須市出身。ANK(現ANA)国内線空港の地上係員を経てアメリカでマルチメディアデザインを学び、結婚を機にリンパ・フェイシャル・OSアドバイザー認定を取得。現在はリンパスクールドリームヒントにて講師として勤務しながら、自宅サロンオーナー向けに開業・経営支援サービスを開発・展開。取得資格 WATECアロマリメディアルセラピスト、BSAリンパアドバイザー、BSAフェイシャルリンパアドバイザー、BSAオートリンパアドバイザー、BSA東洋医学概論、TOEIC860
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