セラピストの収入・年収

私たちセラピストスクール ドリームヒントには
既にサロンで働いていたり
自宅サロンを開業している現役セラピストさんも
多く通っていらっしゃいますが

現役セラピストさんでも
セラピストの収入や年収については
あまりご存知ない方が多い気がします。

ここでは、なかなか聞けない
セラピストの収入に関する「現実」を
ご紹介します。

雇用セラピストの収入(給与)の違い

セラピストの働き方でもご紹介した通り
プロのセラピストとして働くには

  • アルバイト・業務提携(契約)
  • サロン就職
  • 独立開業

の3通りの方法があります。

働き方によって、セラピストとしての収入も
大きく違ってきますが

勤務先のサロンからお給与をいただく場合
そのサロンとどの様な雇用契約を結ぶか
セラピストとしての給与も大きく違ってきます。

ここでは、アルバイトや業務提携(契約)
正社員として就職する場合など

セラピストとしてサロンで働く場合の
2つの給与制の違いによって
セラピストさんの収入がどのくらい違うか
見ていきましょう。

時給制セラピストの収入

時給制セラピストの場合
一般的なアルバイトと同じで

1時間●●●円の時給 × 実際の勤務時間数

の様に、勤務時間数分は
確実にお給与をもらうことができます。

セラピストの仕事内容でもご紹介した通り
セラピストとしてのお仕事には
本当に様々な仕事内容がありますので

勤務時間内なら、トリートメント以外にも
事務作業や清掃作業、集客のためのビラ配りなど
様々な業務をこなす必要があります。

時給制セラピストの長所

  • お客様の有る/無しに関わらず給与がもらえる
  • サロンの売り上げに関わらず給与が安定している
  • トリートメント以外の業務をしていても給与をもらえる

時給制セラピストの短所

  • 全体的に時給は低め(最低賃金の場合も)
  • セラピストとして人気が出ても給与に反映されない
  • 商品販売など売り上げに貢献していても給与に反映されない

出来高制セラピストの収入

次に、出来高制アルバイトとして働く場合です。
出来高制とは、歩合制とも呼ばれ

売り上げ × 歩合(%)

の様に、自分が担当したお客様に対する売り上げから
決まった割合をお給与としてもらえます。

この売り上げは、トリートメント代金はもちろん
商品販売の分も対象となることがほとんどです。

 

歩合の決定方法は、大きく分けると

  • 経験年数や述べ顧客人数など、セラピストとしての経験を元にする場合
  • 月間/年間の売り上げを元にする場合

の、2通りあります。

サロンによって、歩合の見直し頻度は様々で
顧客単価が安いサロンほど
歩合の判定にシビヤな傾向があります。

また、歩合制セラピストの場合
歩合とは別で、指名料がもらえる場合もあります。

歩合制セラピストの長所

  • お客様の人数によっては、時給制よりも収入が良い場合も
  • セラピストとして人気が出れば給与も増える
  • 商品販売など売り上げに貢献度も給与に反映される

歩合制セラピストの短所

  • お客様がいなければ、勤務時間が長くても給与が発生しない
  • トリートメントや商品販売以外の業務をしても給与が発生しない
  • セラピスト同士の競い合いも激しく、人間関係に悩む場合も多い
  • サロン自体の集客力が無ければ、タダ働きを続けることになる

契約セラピストの収入(給与)の違い

契約セラピストとは、セラピストの働き方でもご紹介した
セラピスト特有の働き方です。

これは、誰かが経営しているサロンに
個人事業主として業務提携の契約をすることで
そのサロンに来たお客様にトリートメントをします。

最近では、病院や美容室、介護施設など
異業種の施設・店舗に併設されたサロンに
出張サロンとして勤務する場合も多く

集客まで自分で行う必要がある場合も
少なくありませんので
契約前にしっかり確認することが大切です。

契約セラピストの長所

  • 自宅サロンに比べて立派なサロンに勤務できる
  • 国家資格のある人が経営する施設に併設する場合、セラピストとして伯付けになる
  • 契約先が集客を助けてくれる場合もある

契約セラピストの短所

  • お客様がいなければ、勤務自体ができない
  • 経営者の方針により、トリートメントや商品販売の内容に制限がかかる場合がある
  • 契約セラピストの募集はなかなか無いので、新規参入が難しい
  • 契約先は集客を一切しない場合も
  • 契約内容によっては、お客様がなければ赤字になる場合も

独立開業したセラピストの収入

独立開業したセラピストにも
いくつか種類があります。

今回は、サロンの形態によって
3つに分けてみました。

セラピスト人口が多い順に

  • 自宅サロン
  • 賃貸物件サロン
  • 路面店サロン

ここからは、サロンの形態によって
独立開業したセラピストの収入が
どう違うか、見ていきます。

自宅サロンを経営するセラピストの収入

自宅の一室で始められる自宅サロンは
開業や経営に必要な経費が少ないので
最も気軽に始められるサロンですが

独立開業セラピストの中では
最も収入アップが難しいセラピストが
自宅サロンセラピストです。

 

サロンの形態に関わらず
トリートメント代金による売り上げは

基本価格 × トリートメント時間 × 顧客数

です。(自宅サロンの理想と現実より)

 

だから皆さん、ブログを書いたりチラシを撒いたり
いろんな方法で集客して、顧客数を増やすことで
収入を増やそうとすしますよね。

でも、冷静に考えてみてください。

ここには、もう一つ、
重要な方程式が隠れています。

それは…

 

セラピスト一人の最高顧客数
||
トリートメント時間 × (部屋数 ÷ セラピスト数)

 

例えば、自分一人で取れるお客様に限りがあるから
セラピストを雇って2人でサロンをやったとしても

「自宅の一室」その一室だけでは
結局はセラピストが1人だけの時と
同じ数のお客様しかお迎えできないんです。

ですから、どんなに集客力があっても
どんなにトリートメントが好評でも
あげられる売り上げも限られています。

自宅サロン開業のセラピストの長所

  • 自宅の一室で気軽に開業できる
  • 他の開業方法と比べて、少ない経費で経営できる
  • 自分一人で気ままに経営できる

自宅サロン開業のセラピストの短所

  • どれだけ頑張っても売り上げの上限がある
  • 自宅サロン特有の集客のし辛さがある

賃貸物件サロンを経営するセラピストの収入

自宅サロンの次に人口が多いのが
アパートやマンションなど、賃貸物件を利用した
サロンを経営するセラピストです。

私たちドリームヒントの四日市校も
事業利用可の賃貸マンションの一室です。

 

賃貸物件サロンは、この後ご紹介する
路面店と比べると賃貸料は割安です。

その為、自宅サロンである程度の結果が出た
ジュニアセラピストが経営拡大を目指す場合
逆に自宅でのサロン開業が条件的に難しい場合
賃貸物件を利用する場合がほとんどです。

 

賃貸物件の場合のハードルとしては
営業目的による利用が許可されている物件が
最近とても減ってきていることです。

例えば、事務所としての利用は許可されていても
ピンク系サロンを懸念して、癒し系は断られる場合もあります。
(実際、四日市校はこの理由で一箇所断られました)

また、大家さんや不動産屋さんはOKで入居しても
日々いろんな人が出入りする様子を見ていて
他の入居者から反対が出てダメになるケースもあります。
(これも、当校のOBに複数起きています)

お手頃で好立地の物件であっても
長年の営業が許される賃貸物件は少ないので
一定程度のリスクが伴います。

賃貸物件サロン開業のセラピストの長所

  • 比較的、低い経費で経営できる
  • 自宅サロンと比べて、好条件で経営できる
  • セラピストを増やして収入アップができる

賃貸物件サロン開業のセラピストの短所

  • 賃貸物件なので、家賃や光熱費などの経費がかかる
  • 癒し系OKの賃貸物件が少ない
  • 営業開始後も大家さんや不動産会社の判断で営業を続けられなくなるリスクがある
  • 集客し続ける必要性がでてくる

路面店サロンを経営するセラピストの収入

独立開業セラピストの中でも
最も少数派なのが、路面店を借りて
サロンを開業しているセラピストです。

ドリームヒントも以前、お客様のご縁で
マンションの一階にある路面店を借りて
四日市校をオープンしました。

ですが、やはり当初の予想通り
オープンにも店舗の維持にも多大な経費が必要で
やはりスクール業に専念するには経費過多
と言うことで、現在の賃貸物件に
移転した経緯がありました。

 

そう。路面店サロンの経営で
最も大きなハードルが、経費の多さです。

例えば、空調ひとつをとっても
賃貸物件なら家庭用のエアコンですむところを
路面店だと業務用のエアコンですので
月々の電気代だけでも大変な負担です。

また、同業種の居抜きでない限り
オープン時に店内の内装を整えるだけでも
業者を頼んでやらないとDIYでは無理です。
(賃貸物件ならDIYで充分!)

 

さらに路面店の場合
盗難のリスクもとても大きいです。

路面店は、営業時間外は当然無人ですから
最も空き巣に狙われやすいそうです。
(先日、警備会社の営業さんにお聞きしました)

知人も事務所として借りていた路面店に
空き巣に入られて大変な被害だったようです。

路面店サロン開業のセラピストの長所

  • 成功セラピストとして社会的信用を得られる
  • 自宅サロンや賃貸物件サロンと比べて、新規顧客の信用がある
  • セラピストを増やして収入アップができる

路面店サロン開業のセラピストの短所

  • オープン時にかかる経費が、自宅サロンや賃貸物件サロンと桁違い
  • 全てが業務用で、家賃以外にも多くの経費がかかる
  • 路面店特有の盗難リスクがある
  • 集客し続けなければ経営を続けられない

貴女らしいリスクと可能性のバランスを

セラピストのお仕事は
働き方でたくさんの選択肢がありますので
収入の面でも夢のある職業だと言えるでしょう。

だからこそ、一番大事なことは
貴女らしい働き方を見つけること
だと、私は思います。

 

より多くの収入を得たいなら
寝る時間を削ってお客様を取ればいい。

自分の時間を大切にしたいなら
多少の収入減は目をつぶればいい。

大きな夢を叶えたいなら
より多くの経費とリスクを抱えればいい。

 

そのどれを選ぶかは
貴女が何を優先して、何を諦めるか
ただそれだけのシンプルな事です。

この記事を読む事で、貴女自身が
貴女らしいセラピスト像を見つける
キッカケになることを願っています。

更新日:2017年07月20日 執筆者:
劉 羽瑠子

劉 羽瑠子

愛知県清須市出身。ANK(現ANA)国内線空港の地上係員を経てアメリカでマルチメディアデザインを学び、結婚を機にリンパ・フェイシャル・OSアドバイザー認定を取得。現在はリンパスクールドリームヒントにて講師として勤務しながら、自宅サロンオーナー向けに開業・経営支援サービスを開発・展開。取得資格
WATECアロマリメディアルセラピスト、BSAリンパアドバイザー、BSAフェイシャルリンパアドバイザー、BSAオートリンパアドバイザー、BSA東洋医学概論、TOEIC860

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