自宅サロン価格はいくらにすれば良いですか?

更新日:2017年07月21日 
question質問
この前、母の知人に練習モデルになってもらって
アロマリンパの練習をしました。

練習が終わって感想をお聞きしたら

「上手になったね〜。すごい気持ちよかった。
毎回効果も感じるし、続けて受けると良いんだろうけどね〜。。。
あとは値段だな。」

普段から練習モデルをお願いしている方で
トリートメントもとても気に入ってくれていて
修了したらお客様になってもらえると思っていたのに

値段って、いくらにすれば良いんでしょうか?
answer回答

生徒さんから一番よく聞かれるのは
トリートメントの価格に関する質問です。

先日もリンパリメディアルを受講中の生徒さんから
この質問を受けました。

このスクール生さんは
痩身サロンに勤務していた経験がありますが
リメディアルを勉強して自宅サロンを開く夢を持って
現在ドリームヒントに通っています。

修了試験に向けての練習をするために
材料費のオイル代程度でいいからと
安い料金設定で親族や家族に積極的に声をかけて来たおかげで
順調にリピーターやご紹介を増やしてきています。

修了試験を来月に控えて
合格した後の料金設定で悩んでしまったのです。

 

以前に勤めていたエステサロンでも
お客様から代金をいただいた経験もあるのですから
大体の適正価格については判断できるのではないかと思うのですが

それがいざ自分自身の技術に対して値段をつけるとなると
躊躇するようです。

価格に含めるべき判断基準

世の中には様々な職種があり
それぞれの業種によって適正価格があります。

春先になると春闘で、大手企業の賃上げや
その年のボーナスなどがニュースになりますが
企業の場合は大手の平均賃金を
基準にして判断するようです。

 

それぞれの業界の適正価格については
特に誰かが決めているわけではありません。

エステ業界の価格設定としては
10分1,000円というのが通り相場と言われていて
その額はもう10年以上変わっていません。

10分1,000円ということは
60分なら6,000円+消費税ということになります。

最低賃金と比べれば6〜7倍の稼ぎですから
単純に時給でみればかなりの高給と言えます。

 

ただし、自宅サロンの場合
実際のトリートメント時間以外にも
様々な準備や経費が必要だと言うことを
考えておく必要があります。

自宅サロンの価格設定では
以下の3つを価格に含まなければいけません。

  • 材料費・経費
  • 先行投資
  • 時給

では、1つずつ具体的に見ていきましょう。

材料費・経費

セラピストのお仕事は
ネイリストやエステティシャンに比べて
開業時や営業時の材料費や経費は少ないと言われています。

それでも、材料費や経費が
全くかからない訳ではありません。

 

まずは材料費です。

セラピストさんにとっての材料費とは
トリートメントに使うキャリアオイルや精油
ジェルやクリーム類です。

一回のトリートメントで何CC位必要かを調べて
仕入原価を大まかに計算しておくよ良いでしょう。

女性は計算が苦手な人が多くて
原価計算などしないことが多いかもしれませんが

 

そういう私も、スクール開校当初
オーストラリアから仕入れているトリートメント用のクリームを
生徒さんに練習用として
1リットルのボトルから小分けして譲っていました。

この時に、1リットルの中に
ボトルの重量が含まれていることに気づかず
ずっと原価割れしてしまっていたことがありました。

 

原価割れ=赤字です。

 

自宅サロンでも、仕事としてやっているのですから
赤字を出すことはご法度です。

ここら辺は、セラピストとしてではなく経営者として
トリートメントに最低限必要になる材料費くらいは
把握しておきたいですね。

 

次に、経費です。

セラピストにとっての
一番大きな経費が洗濯代です。

サロンが繁盛して、お客様が増えれば増えるほど
使うタオルの枚数は増えていきます。

タオルの質を保つために
専用の洗剤を使っているセラピストさんも
少なくありません。

こうした見えない経費を
生活費から回さない様にするためにも
洗濯代を経費として見積もる必要があります。

 

そして、経費の中でも忘れがちなのが
水道光熱費などの必要経費です。

先ほどの洗濯代と多少被りますが
他にも…

  • お客様にお出しするお茶やお水
  • トイレ(利用時間が長い自宅サロンは必ず一度は利用される)
  • 電気器具で消費する電気代(冷暖房や加湿器、飾り照明やBGMなど)
  • お客様との連絡のための電話代

これらの水道光熱費や通信費は
自宅と共有している場合でも
費用按分として、ある一定の割合で
必要経費として申告することができます。

ですから、必要経費として申告するものは
全て価格に含まれるべきものです。

先行投資

先行投資とは、開業時や営業前から
必要になる経費のことです。

例えば、自宅サロンを始めようと思った時に
以下の様な最初に必要な備品があります。

  • 施術ベッドと椅子
  • お着替えカゴ
  • タオルウォーマー
  • 施術タオル
  • トリートメント部材(オイル、ジェル等)
  • タオル等の備品をしまう棚
  • カウンセリングテーブルと椅子

いかがですか?想像よりもたくさんの
備品が必要だったのではないでしょうか。

トリートメントに使うタオル類は
余裕をもって何セットか揃ておく必要がありますし
色落ちや、消耗して肌触りが悪くなるので
ある程度のサイクルで入れ替える必要もありますし

トリートメント部材は、お客様に合わせて
変えたりする事も少なくありませんので
特にアロマセラピストにとっては
エッセンシャルオイルへの先行投資は不可欠です。

 

この他にも、玄関やお部屋の飾りや
季節のお花や飾り付けなど
お客様に喜んでいただく為のおもてなしにも
先行投資が必要です。

 

そして、先行投資で忘れてはいけないのが
技術や知識を身につけるために支払った受講料
認定を取得するのにかかった試験料です。

開業時だけでなく
開業後に受けたセミナー受講料なども

事業用であれば、全て研修費として申告できますので
これらも価格に含まれるべきものです。

セラピストの時給

さて、自宅サロンを開業したセラピストにとって
一番忘れがちなのがセラピスト自身の時給です。

 

「私のサロンなんだから
利益は全部わたしのものでしょ」

そう思われましたか?

 

しかし、ここまで見てきた通り

自宅サロンを開業すると、開業時だけでなく
その後の運営の中でも、多くの経費が必要です。

これらの経費を、売り上げから支払っていくためにも
セラピスト自身が自由に使える金額は
はっきりとした目安を定めることをお勧めします。

 

セラピストの時給を設定するのに
まず参考にするのが最低賃金です。

愛知県の最低賃金は845円ですが
セラピストは専門職ですから
もう少し高く設定しても良いでしょう。

 

自宅サロンのセラピストではありますが
時給は、近隣の同業サロンの求人情報などを
参考にしても良いかもしれませんし

売り上げに対するパーセンテージで
出来高払いにしても良いと思います。

 

セラピスト自身の希望を反映しても良いですが

くれぐれも、全部自分で使い切ってしまって
来月の部材の仕入れを減らすことで調整したせいで
サロンのサービスレベルが低下した

なんてことにならない様に
セラピストの時給もしっかり価格に含んでください。

価格を設定する時の注意点

ここまで、自宅サロンの価格を設定する際に
価格に含めるべき3つのものを見てきました。

最後に、これら3つの経費から導き出した価格を
以下の3つの点に注意しながら、微調整していきます。

  • ターゲットの経済レベル
  • 先行投資の回収期間
  • 顧客を育てる価格構成にする

 

ターゲットの経済レベル

まず、サロンを訪れるお客様の
経済的なレベルを考慮して微調整します。

 

例えば、愛知県の場合
西側に多い農村地帯の物価は低めですが
東側に多い高級住宅街の物価は高めです。

物価には地域差も多く
そこに住む人の金銭感覚も地域の物価に影響を受けます。

 

この時に気をつけたいのが

自宅サロンの所在地よりも
ターゲット顧客の所在地が重要

だと言うことです。

自宅サロンが高級住宅街にある場合でも
あなたがセラピストとしてターゲットにしている人が
近隣住民と全く違うタイプの人たちであれば
サロンの所在地よりもターゲットの所在地を優先します。

 

また、ターゲット顧客の年齢
経済レベルを大きく左右します。

この場合は、お客様自身の経済レベルよりも
その人の人生のステージとして
自分自身に幾らくらいお金をかけられるか
自分で自由になるお金をどのくらい持っているかなど

年代や人生ステージにおける
お金をかける先への優先順位を考慮します。

 

また、セラピスト自身の人脈の年齢層
大きな判断条件になります。

これまでおうちサロンを開業したスクール生さんで
もっとも集客で苦戦していたのは
30代後半〜40代のセラピストさんでした。

この年代は、子どもの塾や習い事などの教育費が
自分自身にかけるお金よりも優先される時期だからでしょう。

 

年代に関わりなく、仕事を持たない主婦も
自由になるお金は限られていますので
ターゲットの職業なども考慮する必要があるでしょう。

 

一般的に、まだまだ狭い人脈しかない
20代のセラピストさんでも
親の人脈を活用して成功している例も出ています。

あなたが持つ人脈の経済レベル
冷静に判断して価格に反映する必要があります。

先行投資の回収期間

価格を設定する際に
先行投資を価格に含める様に
とお伝えしましたが

頻繁に入れ替えることのない備品
メニュー追加などで大きな金額を投資した場合

その先行投資を、どのくらいの期間で
回収したいかを考える必要があります。

 

例えば、施術ベッド。

古くなったり、汚れたりすれば
買い替えを考える必要が出てきます。

調度品なども、何年も同じものだけを使い続けるのではなく
模様替えをすることもあると思います。

こういった、購入してから
長期に渡って使用する様な物の場合は
何年で投資回収するかを考えることが必要です。

減価償却という考え方で、購入した時の価格を
3年から5年の間に得た営業利益で
後から回収する、と考えます。

こうした設備投資などは、使えば使うほど
その物の価値は減っていきますので
使用期間が長くなるほどに
価格に乗せられる金額は低くなっていきます。

 

大きなセミナー受講料や認定試験料の場合も
同じ様に、何年で投資分を回収するかを考えます。

この場合は、先ほどの減価償却とは違い
習得した技術や知識は劣化していきませんので
単純に、何年かけて回収したいかを考えれば十分です。

この考え方を利用すると、現役セラピストさんが
自分自身に幾らくらい先行投資するべきか
測ることもできます。

 

例えば、まだ数名のお客様しかなく
月に数万円しか売り上げがないセラピストが
数十万円単位の受講料が必要な技術を
新たに取り入れるのはリスクが大きすぎますよね。

経歴も短く、セラピストとしての信頼も薄い状態で
どんなに高額な新商品を仕入れたところで
お客様に受け入れてもらえる事は少ないです。

 

逆に、既に多くのお客様がいて
既存顧客の単価アップを目指すのであれば
多少のリスクを犯すことも、経営者として必要なこともあるでしょう。

経歴も長く、セラピストとしての信頼も篤ければ
多少お金がかかっても、一度試してみようと
お客様に思っていただけるはずです。

 

この様に、セラピスト自身への先行投資を
どれくらいする必要があるかを
客観的に考えられる様になれば
セラピスト寿命も長くなっていくことでしょう。

顧客を育てる価格構成にする

一般的に、お客様には購買の段階がある、と言われます。

  • 試用客:商品の価値は理解しきれておらず、再購入するかはわからない
  • 常連客:商品の価値は理解できていて、再購入をしている
  • 上顧客:販売者への信頼が篤く、再購入を長期的に継続している

全てのお客様が、試用客から始まって
その一部が常連顧客となり
さらにそのごく一部が上顧客となっていきます。

こうした顧客レベルが上がっていく様に
価格構成も戦略的に考えることができます。

 

例えば、全体の底辺となる試用客の数は
一人でも多い方が良い、とされます。

そこから、試用顧客が
気軽にあなたのサロンに来てくれる様な
お試しメニューを用意することで
より多くの試用客を集めます。

 

次に、お試しメニューで集めた試用顧客に
あなたの商品価値をより深く理解してもらえる様な
カタログメニューを用意します。

カタログメニューは、あなたが出来る事の中でも
セラピストとして一番自信があるものを利用することで
あなたの良さを伝えて、リピートにつなげ
常連客へと育てていきます。

 

最後に、常連客として
再来店してくれる様になったお客様に
あなたのファンになってくれる様な
本命メニューを用意します。

例えば、リピートしてくれているカタログメニューを
より長時間で、よりハイレベルな内容になるように
上位メニューを準備することで
セラピストとしての信頼を深めてもらうことで
上顧客に育てていきます。

 

この様に、メニュー構成自体を工夫することで
お客様を上顧客へと育てていくこともできますので
特に、売り上げが上がらず悩んでいる現役セラピストさんは
一度これらを考えてみてください。

 

価格競争に巻き込まれないために

地域性やお客様の年齢層、経済レベルなどを考慮に入れ
経費や原価計算もバッチリできて
料金を設定したけれど

お友達に相談したら
「あっちのサロンは幾らでできるよ」とか
「あそこの揉みほぐし店は60分2,980円よ」と言われると
本当にこの価格で良いのかしらと
思わず焦ってしまいますよね。

 

以前、スクールのOBセラピストさんが
「家の近くのサロンのチラシが入るとドキドキする」
と話してくれました。

確かに、この先自分のお客様になる可能性のある人が
よそのサロンに行ってしまったらどうしよう、と
不安になる気持ちは想像できます。

でも、他のサロンが値下げをするからと言って
こちらも値下げをしてしまえば
「安さ」を売り物にして価格競争を始めて
業界全体の値崩れを起こしかねません。

 

大切なのは、価格で勝負するのではなく
セラピストとしてお客様に信頼していただけるように
絶えず努力を続け、技術も含めてセラピストとして
成長を続けてゆくことではないでしょうか。

何度も言いますが
決まった適正価格というものはありません。

 

お客様が納得してくだされば
それが、あなたの適正価格です。

 

お客様にとっての利益となる
技術やサービスを提供できるようになり、
お客様に信頼していただけるセラピストになることで
あなたの適正価格を上げていきましょう。

商品の質よりも大切なものとは?〜価格競争に勝つために〜

更新日:2016年06月24日 

こんにちは。
ドリームヒント開業支援部
劉 羽瑠子です。

自宅サロンを開業して
お客様をとるようになってくると
売り上げに翻弄されるようになります。

お客様が定着するまでは
一人でも多くのお客様を集めようと
集客方法を考えます。

お客様が定着してからは
お客様を逃がさないようにしようと
囲い込む方法を考えます。

 

そんな中で、一番簡単な方法が「値引き」です。

 

初回来店50%OFFキャンペーン
ご紹介者割引券を配布
次回用の半額クーポンを毎回譲渡
近所のサロンの値下げに合わせた大幅値下げ

などなど、色々な試行錯誤で
価格を安くすることで
お客様の心をつかもうとしているセラピストさんも
多いのではないでしょうか。

 

でも、値引きを重ねていくことで
働けど働けど楽にはならず
続ければ続けるほど自分が疲弊していくだけ。

お客様は増えていっても
割引することで繋ぎ止めているお客様は
いつ逃げていくか、不安に感じているセラピストさんも
少なくありません。

 

今回は、商品価格とは何なのか
どうしたら価格競争に巻き込まれずに

セラピストとお客様、両者が満足できる
自宅サロンにしていけるかを考えてみましょう。

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【連載:自宅サロン開業に必要な3つの協力(3)】同業者の協力

更新日:2016年03月25日 

こんにちは。
ドリームヒント開業支援部
劉 羽瑠子です。

 

女性ばかりの縦割り業界でもある自宅サロン業界では
セラピストさん同士の横の繋がりが希薄です。

7番さんの加藤校長は
「自営業なんて孤独なもの。」
って言うでしょう^-^;

でも、それって本当に必要な孤独なんでしょうか?

 

開業したばかりのセラピストさんよりも
開業から5年以上と、長く続いていらっしゃる方ほど
横のつながりを大切にされています。

 

今回のコラムでは
自宅サロン開業に必要な3つの協力
の3つ目として

自宅サロンに必要な同業者の協力について
お話をさせていただきます。

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【連載:自宅サロン開業に必要な3つの協力(1)】友人たちの協力

更新日:2016年02月23日 

こんにちは。
リンパスクール ドリームヒント
開業支援部 劉 羽瑠子です。

ドリームヒント出身のセラピストさんのほとんどが
修了後に自宅サロンを開業されます。

そのためか、受講の中盤頃から
自宅サロンの開業に何が必要なのか
具体的な質問が増えてきます。

 

確かに、開業準備には
具体い的にやるべき事が幾つかありますが

開業に必要な準備には、ベッドや部屋を準備したり
集客方法を考えること以外に必要なことがあります。

実は、具体的な準備よりも

周りの協力状態をつくっておくことが
自宅サロンにとってはとっても大切です。

 

女性が開業すると、周りの協力が無ければ
乗り切れない問題がたくさん起きてきます。

そう言う意味でも、
女性の起業に必要なものは資金力や資格じゃないな
と、私自身も実感することが多々あります。

 

今回の連載では、
『自宅サロン開業に必要な3つの協力』と題して

開業準備中のセラピストさんに
周りの協力体制がどれだけできているか
確認してみていただけたら、と思います。

お客様に一番ちかい協力者

セラピストさんにとってお友達の存在が
お客様にもっとも近い存在です。

自宅サロンを開業する時に
一番最初にお客様になってもらえるのが
お友達ですよね。

 

そもそも、
すでに人間関係が出来上がっているお友達にすら
応援してもらえない様なセラピストに

広告やホームページを見ただけで電話をしてきた
予約当日に初めて会う様なお客様を
トリコにすることなんて無理ですよね?

 

では、お友達から得られる協力とは
具体的にどんな協力があるか、考えてみましょう。

自宅サロン開業前からの友人の協力

『自宅サロン開業に必要な3つの協力』と言うと
開業してからの協力だと思われがちですが

 

お友達の協力は、開業前が肝心です!

 

開業前から協力関係を作っておくことで
開業後からの協力姿勢が違ってくるんですね。

では、具体的にお友達に協力してもらうと
どんなメリットがあるでしょうか。

自主練習のモデルをしてもらえる

自宅サロンを開業するには
まずは商品となる『技術』を身に付ける必要があります。

始めからサロンに就職して、そこで技術を学ぶ方法もありますし
リンパスクール ドリームヒントの様な
民間のスクールに通われる方法もあります。

 

どちらの方法を選んだとしても
自宅サロンを開業して、お客様に気に入っていただいて
通い続けていただくためには

自宅での自主練習が必須です。

 

ドリームヒントの生徒さんは
次回の受講までに
平均して週に2〜3回、
多い人では毎日
自主練習しています。

こうした自主練習では、ほとんどの生徒さんが
お友達を練習台にして練習されています。

 

まだスクールに通っている研修中から
一人でも多くのお友達に技術を体験してもらうことで
自宅サロン開業後にも応援してくれるお友達を
増やすことができます。

素直な意見がもらえる

お客様は、ご来店時に何か嫌な思いをしても
直接セラピストに対して意見してくださることはありません。

言葉づかいや接客態度はもちろんですが

技術的な要望ほど、お客様からは言いづらいものです。

 

例えば、最近はカットから1〜2週間以内なら
切り直してもらえる美容室がほとんどです。

でも、本当に気に入らない場合
また同じ美容師さんに切り直してもらいたいと
思わない方がほとんどではないでしょうか。

そして、一度「いやっ!」って思った美容室には
もう二度と行かないですよね?

 

「もっとオイルをたくさん使ってほしかった」とか
「もう少し丁寧にしてほしかった」とか

お客様なら無言で去っていく様な内容でも
大事な友達が頑張ってることだからこそ
心を鬼にして伝えてくれる。

協力者になってくれたお友達とは
クレームを言ってくれるけどクレーマーにはならない
そんな貴重な存在なんですね。

自宅サロン開業してからの友人の協力

開業前から協力者になってくれたお友達は
開業してからも、様々な場面で強い味方になってくれます。

ここからは、自宅サロンを開業してから
お友達の協力のメリットを考えてみましょう。

無料で広告塔になってもらえる

「練習台にはなってくれても、お客様にはならないから」

お友達に練習台になってもらっても
そこからお客様になってくれなければ
協力してもらっても意味が無い

そんな風に思っていませんか?

 

でも実は、開業後にお客様にはなってくれなかったお友達も
自宅サロンにとっては、広告塔として重要な役割があります。

 

最近では、芸能人が普段使っている化粧品が
SNSを介して大流行したりします。

私が使っているシャンプーも
芸能人のインスタが広告として掲載されていました。

 

これは、見ず知らずの誰かに紹介されるより
信頼できる人からの紹介の方が信用できるから。

あなただって、デパートの店員さんに
「この色お似合いです〜」と猫なで声で言われるよりも

仲の良いお友達が「この色も似合うじゃん!」
って勧めてくれた方が、ちょっと冒険できちゃったりしますよね。

 

特に自宅サロンは、全く知らないお客様を自宅に招き入れる
リスクも考えると、ヘタな広告での集客よりも

お友達のご紹介なら
安心して新しいお客様をお迎えすることができます。

楽しい場づくりになる

中学・高校時代に、クラス替えで離れた友達に
新しいクラスでできたお友達を紹介されて
彼女ともお友達になった。

女性なら、一度はこんな経験ありますよね?

 

男性と違って、女性の交友関係は
交友関係伝いに広がっていく傾向があります。

ですから、お友達の紹介でサロンに来られたお客様とは
広告を見て来たお客様よりも
ずっと簡単に人間関係を作ることができます。

そんなご紹介なら、セラピスト自身も
無理せず新しいお客様と関係性をきずけるので
そのお客様も定着率は高いはずですよね。

 

そして、お友達が集まっている状態なので

楽しい時間を共有する、楽しい場所

としてお客様の記憶にインプットされます。

 

楽しい場所には、人が自然と集まってきます。

そんな場づくりをセラピスト一人でするのは
本当に大変な作業ですよね。

それが、お友達がいてくれるだけで簡単にできてしまう!

 

お友達の協力は、敏腕コンサルタントに
何十万、何百万も払うよりも
ずっと有効な集客&経営戦略だと思いませんか?

お友達に協力してもらいやすくするには

ここまでのお話は、リンパスクールドリームヒントでも
全ての生徒さんにお伝えしています。

それでもなお、お友達の協力が
なかなか得られないセラピストさんも少なくありません。

では逆に、お友達の協力をうまく得られているためには
具体的にどうしたら良いんでしょうか?

練習を無料でやらない

リンパスクールドリームヒントでは
お友達に練習台をお願いする時に
必ずオイル代だけでもいただく様に、とお伝えしています。

ジェルを使うセラピストさんならジェル代を
着衣のままでするセラピストさんならタオルの洗濯代を

 

練習台だとしても
500〜1,000円で十分ですので
必ずお代をいただいてください。

 

これまでに、何人かの生徒さんで
「タダなら受けてくれるけど、お金は払いたく無いと言われた」
と言う方がいらっしゃいました。

 

「あなたに1,000払いたく無いなんて
友達なんかじゃないでしょう。」

 

加藤校長なら、そんな風に言うことでしょう。
まぁ、それも一理ありますが^-^;

 

お友達が1,000円払うのを
ためらう様なセラピストに
見ず知らずのお客様が10分1,000円も
払ってくださるわけがない。

私はそう思います。

たった500円、1,000円でも
お金をいただいた事の無いセラピストを
プロとして認めてくれる他人様がいたとしたら
よっぽどの営業上手なんだろうと思います(笑)

 

また、お友達目線で考えると
タダだと次回をお願いしづらいです。

特に、タダでやってもらってるのに
あそこが悪い、もっとこうして欲しいなんて
私だったらとてもじゃないけど言えません。

材料費を払っているからこそ
あなたの為に、全部さらけ出す気持ちに
なってもらえるのではないでしょうか?

具体的に感想を聞く

練習台になってもらって
「ありがと〜気持ちよかった〜またね〜」
では何の意味もありません。

大事なのは、協力者である自覚を
お友達自身にも持ってもらうこと。

 

リンパスクールドリームヒントでは
スクールモデルさんに必ず2つの質問をしています。

  • どんな所が、どんな風に気持ちよかったですか?
  • どんな所が、どんな風に気持ち悪かったですか?

特に2つ目の質問では
「私ごときが偉そうに言えない」とか
「一生懸命やってくれたのに」とか
遠慮する方も多いです。

そんな時に
「気持ち良かったって言ってもらえた〜」と
小さな子どもの様に喜んでいてはプロではありません(笑)

 

オススメは
「気になった事を教えて」

と一言付け加えること。

そうすると、ほんの小さなことでも
気になった事があったら教えてくれる様になります。

 

そして、一回目でこれを聞いておけば
二回目以降は聞かれた時に答えるために
一生懸命に寝ないで起きていてくれます^^

せっかくお友達に練習させてもらっているなら
お友達が意見を言いやすくする工夫も必要ですね。

セラピストとして夢を語る

周りの協力がなかなか得られない人に
共通して言えることが

トリートメントの期待効果ばかりを伝えてしまう。

 

サロンのパンフレットやホームページも
ほとんどが同じですよね。

トリートメントを受けると、どんなに身体に良いのか
どんなにキレイになるのかばかりが語られています。

 

でも、あなたがお友達に協力する時って
協力した見返りなんて重要ですか?

私なら、自分の見返りよりも

友人がより良い未来のために頑張っている
そのために、私に何かできるなら

そう思います。

 

お友達に、あなたの口から

どんなセラピストになりたいのか
誰に、どうなってもらいたいのか
そのために、応援してほしい

それを直接、真剣に伝えることで
あなたに協力したいと思ってもらうこと。

これが一番、重要だと思います。

人脈は自宅サロンの財産

「人脈ゼロからの成功法」
とうたっているコンサルさんも多いですが

私は、特に自宅サロンにとって
人脈は大きな財産だと思います。

お友達をきっかけに、新しい活躍のチャンスを
いただけることも沢山あります。

 

自宅サロンを開業すると
お客様お金儲けばかりに目がいって
途端に『経営者目線』ばかりになりがちです。

でも、飛び込みのお客様とのご縁だけでなく
身近なご縁を大切にすることが

長い目で見たら、成功への近道だと思います。

【連載:自宅サロン開業に必要な3つの協力】

  1. 友人たちの協力
  2. 家族の協力
  3. 同業者の協力